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SankyoServiceのコラム

2019年2月19日 コラム

”資金繰り”の重要性と”会社の資金”

”資金繰り”の重要性と”会社の資金”

資金繰りを行う上でしっかり認識していなければならない”利益”と”資金”の違いについて

前回、資金の出入りを見て資金が無くならないようにするのが”資金繰り”であると言いました。
しかし、このように言うと「経営処理をして決算書も作っているから資金繰り管理をしなくても
大丈夫。」という方もいます。これは会社の”利益”と”資金”の違いが分かっていないケースです。

資金は「現金と預金」、実際の資金(=キャッシュ)の動き

一方で、”利益”とは会計上(計算上)で出てきた数字です。
実際のキャッシュと計算上の利益には差が出ることがあります。
つまり、実際には資金が増えていなくとも利益が増えることもあります。
その逆の資金は減っているが利益は減っていないということもあります。

例えば5月15日に商品を売り、6月末日に入金される場合、5月末時点では売上・利益は計上されるが、
資金は増えていない状態になる。
逆に、5月中に100万円の固定資産を購入して現金払いしたとしても、費用化(利益のマイナス)は現金払いを
した時にすべてを行うのではなく、数年に渡って行うこともあります。

このように、「資金(キャッシュ)の動き」と「利益の計上」は一致しません。
「資金(キャッシュ)の動き」と「利益の計上」が一致しないということは、単純に「決算書や試算表を見た
だけでは、資金繰りはできない」というだけではなく、様々な問題を引き起こすこともあります。
利益が出てきているからといって、資金の状態を見ていないが故に黒字倒産するという事態も有り得ます。
黒字倒産はかなり極端な例ではありますが、売上や利益が上がっていても、その資金回収が遅れたり、大きな
施設投資をしすぎて資金が大量に流出したりすれば、黒字倒産も有り得ます。
ここまで極端な例でなくとも、利益が出ていても月次の中で、入金と出金バランスが悪いと数日間だけ資金
ショートが起きたり、ボーナス時期や税金支払い時期に一時的に資金ショートが起きる場合があります。
黒字でも資金ショートすることがあるということは、黒字ギリギリだったり赤字であればなおのことです。

資金ショートしそうな時期を早めに知って対策する必要があります。
まさにこれが”資金繰り”です。

このように資金繰りは「黒字だからやらなくていい」、「赤字だからやる」と言うようなものではなく、
すべての会社で行うものです。

「黒字だからやらなくていい」、「赤字になったからやる」ものではありませんし、赤字になってから
やっていては手遅れになりかねません。

自身の会社を守るためにも、常日頃から資金繰りはしっかりしておきましょう。