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SankyoServiceのコラム

2020年7月23日 コラム

デットファイナンスとエクイティファイナンス

デットファイナンスとエクイティファイナンス

2つに分けられる資金調達について

企業が資金調達をする方法は、大きく分けると2種類あります。さまざまな資金調達方法がありますが大半は、この2種類のどちらかになります。その種類は、「デットファイナンス」
と、「エクイティファイナンス」です。それぞれについて説明します。

●デットファイナンス
デットファイナンスとはその名のとおり、借入金融という意味で、銀行からの借り入れや、社債、私募債の発行によって資金調達をすることを指します。大半の企業による資金調達はこのデットファイナンスに分類されます。

●エクイティファイナンス
エクイティとは、株主資本という意味で、企業が新株を発行し、資金を集めようとする方法のことを指します。新株発行といっても色々ありますが、株式市場で公募する時価発行増資という方法や、既存株主に新株予約権を与えて発行する株主割り当てという方法、他には第三者割当、転換社債型新株予約権付社債などの発行が、エクイティファイナンスに分類される資金調達です。

デットファイナンスとエクイティファイナンスの違い

デットファイナンスとエクイティファイナンスはどちらも企業が資金調達をするための手段なのですが、根本的な部分での違いがいくつかあります。デットファイナンスは単純に他者からお金を借りる方法です。借りたお金は返さなければなりませんので、返済する義務が必然的についてきます。なので会計処理の際に貸借対照表上では、負債の側に金額を記載します。また、返済までに発生する利息は費用として会計処理を行います。対して、エクイティファイナンスは、ただ単にお金を借りるというだけでなく、新株を発行しその対価として資金を出してもらうので返済義務はありません。なので資金調達の結果、現金や預金額が増加するだけではなくて貸借対照表上では資本金に組み入れる会計処理になるので自己資本比率が増加します。こう見るとエクイティファイナンスのほうがメリットがよくみえるかもしれませんが、エクイティファイナンスの場合、株主から資金を調達するという形のため、株主が経営に関与するので影響力を及ぼすようになる可能性もあります。デットファイナンスの場合、借りたお金を返済さえしていれば基本的には経営にまで関与されることはないので、両者の違いを踏まえた上で使い分けるといいでしょう。

どちらを選ぶべきか

デットファイナンスもエクイティファイナンスも、どちらも資金調達手段ですがどちらかを選んだほうがいいというのはその時々の会社の状況にもよるので一概にいうことはできません。しかし基本的には、借りたお金を返済していくことがむずかしかったり、担保がない場合にはエクイティファイナンスのほうが適しています。また、外部の人に経営に口出しされたくないという考えでお金をきちんと返済できる企業はデットファイナンスでの資金調達を考えるといいです。

デットファイナンスのメリットとデメリット

デットファイナンスでの資金調達を利用した場合のメリットは、債権者からの経営に関与されないという点です。経営体制は今まで通り変えずに、さらに資金の用途についても報告義務などもなく自由に行えるので、調達した資金は自由に好きに使うことができます。ですが調達した金額は返済する必要があるので、返済期日までに計画をもって返済していく必要があります。返済の見込みがない場合には厳しい方法なのでデメリットといえるかもしれません。

エクイティファイナンスのメリットデメリット

エクイティファイナンスでの資金調達は、返済の必要のない資金を無担保で調達できるというのが最大のメリットです。さらには、自己資本比率を高められるというメリットもあるので、財務上いいことばかりです。株主への配当も業績が悪い場合には必要はないので負担にはなりませんし、株主総会などで株主からの意見をきくことができるので、社内だけでなく社外からの意見で経営を考えていけるのでバランスよく経営を進めていけるというメリットもあります。デメリットとしては、新規で発行する場合には発行するまでどうなるかわからないという点です。誰も株を買ってくれなければ資金を集めることはできません。また、公募によって新規発行をする場合は、新株発行が株式市場で好意的にみられ、株価が上昇することもあるのですが、逆に下落することもあるので市場の反応は予測できません。資金調達が急ぎで必要な場合にあまりあてにしすぎると希望通りに株が売れなかった場合に困ってしまいます。